啄木小公園

啄木は、故郷・岩手県渋民を「石をもて追はるるごと」青森から青函連絡船で函館入りした。わずか4ヶ月しか住んでいないが、函館が気に入ったのか函館湾を臨む小高い墓地に眠っている。

啄木がよく散策したのが、大森浜の海岸でこの公園のあたりだという。像の台座には「潮かをる 北の浜辺の砂山の かのはまなすよ 今年も咲けるや」が彫ってある。この日は啄木の悲しさを象徴するようなどんより曇った日であった。