箱館奉行所

箱館奉行所は日本の北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所であり、外堀となる五稜郭と共に1864年に完成した。最も高く突き出ている太鼓櫓は港を監視するための役割があったというが、戊辰戦争最後の戦いとなる箱館戦争の舞台となり、旧幕府脱走軍降伏2年後の1871年に解体され、 地上に存在した期間はわずか7年という悲運の建物である。